灰闇 11~15

 

11

泣きたくなるほど

顔は笑みに歪んでる

 

12

止んだ止んだ

太陽が見えた

もう傘をさす必要はない

もう赤い雨は降らない

 

13

頭を激しくぶつけた

思考を記憶と共に飛ばす為に

どうして どうして

こんなこと考えちゃうんだろう

 

14

どうして私だけなのでしょう

どうして私であったのでしょう

嗚呼 嗚呼

誰か一緒に濡れてくれませんか?

私雨 私雨

 

15

冷えていく手を握って

最期までシアワセをくれる貴方

溢れる涙

貴方は私に優しすぎる

 

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